学生生活で必ず悩むことと言えば卒業後の進路についてです。
小児科に行きたい、救急でスキルアップしたい、ICUで働きたい。
そうした目標を持っている方はぜひそこを目指して頑張ってください。
一方、みんなが病院に就職しようとしているから自分もそうしたほうがいいのかと悩んでいませんか?
私も学生時代同じように悩んおり、結果として新卒でクリニックに就職をしました。
この記事では、新卒でクリニックに就職するメリットやデメリットについて解説します。
新卒でクリニックに就職する方法
方法は大きく3つあります。
1つ目は、希望するクリニックのホームページから直接応募します。
この方法は転職サイトを介さないので、クリニック側からは喜ばれるでしょう。
ただし、ホームページ以外での情報が少ないため、「ここに就職する!」と決心がなければ直接応募はおすすめしません。
せっかく就職できたのに、実際働いて合わないとなったら非常にもったいないですよね。
2つ目は求人情報サイトを利用します。
具体的にはジョブメドレー、求人ボックス、indeedがあります。
こうしたサイトで「新卒 クリニック」といったワードで検索すればヒットするはずです。
私はジョブメドレーを利用しました。
ジョブメドレーは求人を出しているクリニックの担当と、サイトを通して直接連絡ができます。
院長が採用を担当している場合もあるので、情報を聞きやすいです。
3つ目はクリニックでアルバイトをしてからそのまま正規採用を受ける方法です。
この方法であれば、業務内容や内部状況を理解したうえで就職に繋げられます。
アルバイト中に評価を上げることができれば、新卒採用されやすくなるので非常に有利です。
合わないと思ったら、他のバイト先を検討できることもこの方法の特徴です。
新卒でクリニックで働くメリットと注意点
クリニックは残業がほぼありません。
なぜなら診療時間が決まっているからです。
予約制をとるクリニックも増えてきているので、就業時間内に業務が終わります。
また、職員はママさんナースが多いです。
そのため、ほとんどのクリニックには中抜けという時間が存在します。
中抜けとは、簡単に言えば休憩時間です。
例えば午前の診療が12:00に終わり、午後の診療が16時から始まるとします。
準備と片付けが30分ほどなので、12時半~15時半までは自由時間となります。
ママさんナースはその間に家事などを済ますわけです。
残業がなく、自由時間が多いのはクリニックの特徴であり大きなメリットでもあります。
夜勤のないクリニックであれば、体に負担なく働くことができるでしょう。
続いて重要な注意点です。
結論から言うと、新卒でのクリニック就職はおすすめしません。
なぜなら、新卒からクリニックに就職してしまうと転職で不利だからです。
私は新卒でクリニックに就職しましたが、病院への転職活動中に非常に苦労しました。
どこへ面接に行っても「スキルがないから」と断られたのは苦い思い出です。
中途採用をする病院は即戦力を求めています。
一般にクリニックはスキルが付きにくいと思われているため、「新卒でクリニック」という情報はマイナスに働いてしまします。
実際は点滴や採血、静脈注射もあるのでスキルがつかないことはないですが…
看護学生が新卒でクリニックを選ぶ人が少ないことも納得できるでしょう。
また、クリニックは毎日同じ職員しかいないので、人間関係も懸念点です。
もしクリニックに行きたいと考える看護学生がいたら、今後のライフプランをしっかり考えてから決断してください。
クリニックの給料について
病院と比べたら当然低いです(美容クリニックを除く)。
理由は夜勤がないからです。
看護師の給料のウェイトは夜勤が大きいです。
その夜勤がないのは大きな痛手となります。
私は当時、手取りにして20万いくかどうかというレベルでした。
夜勤がない分、体はとても楽でしたが、給料にはずっと悩みましたね。
有床クリニックなどは夜勤があるため、一般のクリニックよりは給料が高くなるでしょう。
学生結婚して家事と仕事を両立させたい人や、一生独身を貫くという人であれば、クリニックを検討してもいいかもしれません。
まとめ
新卒でクリニックに就職したいという方向けに解説しました。
ダメというわけではないですが、今後のライフプランをよく考えて就職先を検討してください。
私のように苦労しないために、反面教師として捉えていただけたらと思います。
新卒のクリニック就職について、他に質問があれば、気軽にコメントやお問い合わせから聞いてください。
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